バリ取り機製造、オーセンテック(相模原市南区相模大野)は、中小製造業向けのIoT(モノのインターネット)導入支援サービスを始めた。同社で製造販売するバリ取り機や洗浄機の既存ユーザー、見込み客が対象。古い工作機械でもセンサーを設置することで、毎日の稼働状況を見える化する。
古い設備でも対応
同社は精密板金部品などのバリを自動で除去する装置を中心に、洗浄機やロボットシステムを手掛ける企業。バリ取り機は国内シェア5~6割を占める。
現在、同社はバリ取り機や洗浄機「AuDeBu(オーデブ)」シリーズのIoT化に対応。センサーと連動し、稼働状況や清掃のタイミングなどを知らせる。ただ、バリ取り機以外にも、ベンディングマシンやレーザー加工機、プレス機など、工場内の各設備を自動化したいという要望が多かったことから、今回のサービスを始めた。「『IoT化したいが何からやっていいか分からない』というお客さんの要望に応えます」と、髙田全社長は話している。型式が古く、他社製のアナログな工作機械であっても対応する。