画像処理システム開発のギトウシステムズ(横浜市南区南吉田町)は、独自開発した顔認証システム「FaceDRAV」の用途開拓を進める。顔検出と同時に、本人かどうかの識別や年齢、性別、そして感情までも判定できるもので、アプリケーションとして提供する。既存のオンライン会議システムや入場ゲートシステムなどに組み込むことも可能だ。
なりすまし防止で新システム
「オンライン会議やコンサート会場などで、なりすましを防止できます」と岩本欣也社長。あらかじめ本人写真を登録しておくことで、マスクをしていても判別できるという。
使用するカメラの種類によって異なるが、最大30人を0・2秒で判別。顔のパーツの位置などを参考に判別する独自のアルゴリズムを採用した。歩行中でも検出可能だ。
また、顔の表情から「平常」「喜び」「悲しい」「驚き」「怒り」といった感情項目もリアルタイムで表示する。