日崎工業は、太陽光発電パネルと蓄電池による独立電源システムを備えたオフグリッド型軽量トレーラーハウス「Free Nomad Base(フリーノマドベース)」を開発した。外部電源がない場所や災害などで電源が途絶えた場合でも事務所やショップとして活用できる。牽引免許が要らない750キロ以下に自重を抑えることで使い勝手を高めるとともに、系統電力を使用する既存のトレーラーハウスと比べてCO2排出量を約52%削減し、「川崎CNブランド2025」に認定された。
能登の被災地でも活躍
同社は1958年創業の金属加工企業。長年、意匠性の高い”一品物“を受注生産してきたが、2007年からキャンプ用品など自社オリジナル製品の展開を開始した。
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三瓶修社長(中央)と「Free Nomad Base」
今回のFree Nomad Baseは自社製品の新分野開拓と、同社が進める脱炭素化経営のシンボルとして開発した。サイン製造で培った板金と製缶技術を活用し、750キロ以下という重量制限の中でトレーラーの軽量化と発電量・蓄電量のバランスを追求した。
アルミ軽量フレームとリベット止めを組み合わせた軽い車体にすることで、800Wの太陽光発電パネルと、7200Whの大容量バッテリーの搭載を実現した。また、製品の製造時には工場の屋根に設置した太陽光発電施設や蓄電池を活用し、製造時の環境負荷も低減している。

内装はオーダーメイドに対応
2024年の能登半島地震の際は被災地に2台を無償提供し、ボランティアスタッフの宿舎として使用された。
現在、年産10台の生産能力を保有しており、内装のオーダーメイドにも対応。川崎市の「ふるさと納税」の返礼品としてサウナ仕様のトレーラーも用意する。
三瓶修社長は「これまでの取組でレンタル需要が大きいと判明しました。2026年から本格展開を見据えており、今回認定されたことは大きな励み。環境性能の信頼性にもつながりました。オフグリッドを好む人にこの製品を広く使ってもらいたいです」と話している。



