MEMOテクノス(相模原市南区大野台)は、自律搬送ロボット(AMR)分野に参入した。自律運転技術を得意とする韓国のロボットベンチャー企業、ポテニット(POTENIT、ソウル市)と技術分野で業務提携。ポテニットのAMRをMEMOテクノスが日本の現場にマッチするようにカスタマイズし販売する。人手不足ながらもロボット化が進んでいない重工業分野などで工程間搬送での用途が見込めるとしており、販路を開拓していく。
韓国ベンチャーと提携
ポテニットは、韓国・斗山グループ傘下の建設機械メーカーが出資する企業。AMRや建機を無人で自律運転させる技術などを持っている。ベンチャー企業ながらも、韓国では同技術の先進企業として知られている。
一方、MEMOテクノスは音響や制御装置などを手掛けているが、ここ数年はロボット分野のシステムインテグレーター(SIer)事業を強化している。今後はポテニットのAMRを中心に、作業現場に合わせ、ロボットシステムを提案、メンテナンスまでを担当する。