機器・装置・製品/ロボット

自動車整備業のエネソリューション事業

自動車整備業、鈴岩電機(横浜市鶴見区駒岡)が、太陽光発電を主とするエネルギーソリューション事業に進出した。電気自動車(EV)から家庭に電気を供給する「ビークル・トゥ・ホーム(V2H)」の導入や、ソーラーパネルの設置・販売などで、企業の二酸化炭素(CO2)削減に向けた取り組みをサポートしていく。

EV普及見据えて新たな一手

「EV車に充電する際、太陽光から充電すれば無料です。また、V2Hを使うことで家庭での充電ができるようにもなります」と鈴木一正社長。災害で停電が起こった時にはEV車を蓄電池代わりにし、家庭に電気を供給することも可能だ。

「EV車が家電のような存在となることを見込み、太陽光パネルとV2Hの事業を同時に進めることにしました」

■メンテナンスも

設置後のメンテナンスも、EV車から太陽光パネルまでを一手に請け負える強みを持つ。

9月には太陽光発電システムの販売・リース会社と代理店契約を交わし、太陽光パネルのリース事業も開始。顧客の選択肢を広げ、ニーズに的確に応えるという。

初年度は20件の太陽光パネルとV2H設置の受注を目指す。今後は営業先を拡大し、ハウスメーカーやエンドユーザーにも直接アプローチしていく予定という。

(2023年11月号掲載)