大型画像製作、ベレイマージ(綾瀬市大上)は、シート看板や横断幕で使用する生地・ターポリンの端材などを利用したオリジナルトートバッグを製作した。「BELLE TOTE(ベルトート)」の商品名で販売。すでに地元・綾瀬市のふるさと納税返礼品にも登録された。
防水や耐久性優れ環境配慮も
ターポリンは、屋外での使用を想定しているため、雨風に強く耐久性があり、汚れにも強い。そのターポリンを素材にしたシート看板の製作過程では、試し刷りや色ムラ・傷、切り落とした端材などが頻繁に発生する。従来はいずれも破棄していたという。
ただ、環境配慮や処理コスト削減の観点からも、廃棄物のリデュース(ごみの減量化)は欠かせない。そこでターポリンの機能性がバッグ素材にも向くとし、有効活用することになった。
もともと、商品開発準備室の尾崎笑子さんが息子の少年野球で、重たい道具を入れたり、遠征にも使えたりするバッグがなかったことから、ターポリンの端材をバッグに仕立てて使い始めたのがきっかけ。
「使っていくうちに活用の幅が広がりました」(尾崎さん)と、町屋佐知子社長も商品化にゴーサインを出した。
■ミシン目もなく