神奈川経済専門学校(相模原市緑区東橋本)は、商業経済学科の午後クラスを開校した。同校は外国人留学生が多数在籍する専門学校だが、日本語学校を卒業した留学生対象の入学試験で、合否のボーダーラインぎりぎりで落としてしまう学生が多いことから、受け皿を増やそうと新設した。

「商業経済学科」午後クラス開校

「同クラスは、午後1時50分~同5時55分まで。定員25人。現在、2022年4月入学生を募集している。

同学科では、2年間かけて簿記・経理、ビジネススキル、情報リテラシーなどを学ぶ。170人超いる在校生のうち、ほとんどを中国やベトナム、ネパールなど東南アジア出身の学生が占めており、卒業後は地元企業だけでなく、将来海外進出を狙う企業にも就職している。

「もともと、日本企業で働きたいと思って、日本語を勉強して入学してきますので、学生たちの意欲は高いです」と奥田経男理事長。母国語と日本語、英語の3カ国語を話せる学生も少なくないという。

一方、留学生たちのインターン受け入れ企業も募集している。

(2021年8月号掲載)