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独自のビジネスモデルで成長

 

共栄商会(横浜市南区永田台)は、景気の波や社会情勢の変化に影響を受けにくい独自のビジネスモデルを構築する。空調設備や換気、水回り、床暖房など、業種・ジャンルにとらわれることなく、販売から工事、メンテナンスまでを一気通貫で手掛ける。そのため、お客さんのどんな要望でも、ワンストップ対応できるという。また、頑張りを収入に反映させる日給制に業績給も付加することで、モチベーションアップにもつなげている。

「当社の事業を説明するのは難しいです」と渡辺昭仁社長。1971年の創業時は上下水道関連の卸売業から出発したが、次第に取り扱う品目を増やし、2代目の渡辺社長が引き継いでからは業容拡大に成功。「『当社にしかできないことは何か』を追求しているうちに、現在の事業形態になりました」(渡辺社長)と言う。

具体的には、住宅設備の関連製品の仕入れから卸売、設置工事、メンテナンスのコールセンターなどを担う。

例えば、お客さん宅に水道の蛇口修理で出向いたとしても「ついでに空調やガス回りも見てほしい」との要望があれば、対処できる。通常なら、それぞれに専門業者がいるものの、総合力を身に付けたことで、お客さんのあらゆる要望に応えられるという。

日給制や業績給も導入

一方、社内では日給制を導入。営業部門なら、本人の毎月の業績を1年間累計し、その平均業績を考慮。それに加え、会社の業績や周囲の評価なども照らし合わせた上で決定。結果にすぐにつながる業績給もプラスしている。

(2021年7月号掲載)