外壁塗装業、一友ビルドテック(相模原市中央区陽光台)は室内塗装に進出する。同社が外壁・屋根塗装で使用している主力の機能性塗料が、室内にも使えることから決めた。テレワークの浸透などで在宅時間が増加したことを背景に、今後は室内塗装のニーズがあるとしている。事業再構築補助金を活用し、年内にショールームも開設する。
一友ビルドテック、コロナ禍のニーズ拡大で
外壁塗装を中心に、屋根塗装や防水工事なども展開する。価格競争とは一線を画すために、使用する塗料に特徴を出しており、中でも機能性塗料の「ガイナ」や「アステックペイント」を採用する。
「ガイナ」は日進産業(東京都板橋区)が宇宙航空研究開発機構(JAXA)開発の断熱技術を応用した遮熱塗料。JAXAとライセンス契約を結んで開発したもので、熱を制御する特殊セラミックの粒が配合されている。そのため、遮熱・断熱効果や消臭のほか、防音効果も確認されている。