レーザー彫刻、坂田彫刻工業所(川崎市幸区塚越)は、“彫刻の溝”を計測、解析する新事業を始めた。高精度のデジタルマイクロスコープによる3次元測定で3D画像化。数値計測と解析を行う。希望があればレポートも提出する。「深さの測れる彫刻屋」として業界初の試みといい、商標登録も出願済みだ。
登録商標も出願し新サービス
これまでは彫刻の溝を測る方法はなかったが、新サービスでは、レーザー彫刻や機械彫刻した加工面をマイクロメートルレベルで計測する。
3D画像からさまざまな溝の深さを測定して、結果をレポートとして提出することもできる。「品質保証の資料としても活用すれば、付加価値にもつながります」と、坂田善則社長は語る。
まずは、受託案件に対する付加価値として、同サービスを無償で提供。原則、同社での加工を条件としているが、品質検証のために検査・レポートなどを希望する場合は有償となる。すでに、彫刻の溝のトラブルに悩む発注企業からの引き合いも寄せられているという。
■同業との差別化