国産ソファメーカー、セルタン(厚木市金田)は、新商品開発で独自のシステムを導入。毎月5アイテムほどの新商品を送り出し続ける。イントラネットを活用し、入社年度や部門を問わず、社員の誰もが「こんな商品があったらいい…」と思うような企画案を随時出せる仕組みを構築。そこで出たアイデアを、週1回の開発会議で議論し、早ければ1カ月で商品化する。
セルタン、毎月5アイテムを続々と
同社はソファをはじめ、座椅子や寝具など、本社工場で計2000アイテムを生産。ネット直販や大手量販店などに卸す。同業他社も参入する中、新商品企画を“全員野球”でやることで差別化につなげているという。
具体的には、各社員が社内の情報共有システム(イントラネット)の中で「K品番」と名付けた提案ボックスに対し、写真付きのイメージや企画の概要、戦略、コンセプトなどを入力している。