しっかり魅せて飛沫(まつ)をガード―。板金加工の共伸テクニカル(相模原市中央区田名)は、新型コロナウイルス感染症対策の補助アイテム「リップシールド」を開発した。1月中旬に発売する。

しっかり魅せて飛沫対策を実現

夏場は「うちわ」として使いながら、会話時には顔を覆うことで飛沫対策ができる。透明なので会話中でも本人の表情が伝わる。「持ち歩けるパーテーションです」と同社の桑原俊也社長は話している。

マスクやフェイスシールドが破損してしまったり、接客業で顔を覆えなかったりする人を想定し開発した。また、マスクをしていても、会話時に同商品を使用することで、さらなる飛沫対策にもなるという。本体部分にはアルコール消毒にも強いPET材を採用。柄はピンク、ブルー、ホワイトのカラーバリエーション。

価格は1枚300円(税別)。特注で名入れが可能なため、企業のノベルティグッズとしても提案していく。年間10万枚の販売を目指す。

(2021年1月号掲載)