台湾ベンチャー企業、P-Square(新竹市)は、施設内にいる個人を認識し、その動きをリアルタイムでマップ上に表示するIoTシステムを開発した。「位置決めソリューション」として展開していく。
P-Square、位置決めソリューション展開
Wi-Fiやブルートゥースなどの通信機能が内蔵された小型ビーコンを身に着けてもらい、室内に設置された複数の中継点を経由して位置を発信する。ビーコンは固定された設備にも設置できる。同システムを使えば、現在、室内のどこに人がいて、どんな設備を使っているかが一目瞭然で分かるようになる。
ビーコンは腕時計タイプや首かけタイプなどがあり、目的に応じて設計可能。バイタルセンサーやSOSを発信するセンサーなども組み込める。UWB(超広帯域無線通信)を使えば、30cmの精度が出せるという。まずは導入企業から施設の図面を提供してもらい、そこから位置決めシステムを設計していく。