DX / IT / IOT / ベンチャー

学生と人事部の「就活フットサル」素顔を見せ合う混合チーム

コネクトマーケティング(Conext Markting、東京都品川区西五反田)は、サッカーを切り口にしたイベントやサービスを展開する。中でもサッカー好きな大学生と企業を結びつける「就活フットサル」は、企業と学生の双方から「相手の素顔が見られる」と好評で内定決定率が高く、開催回数を伸ばしている。全員サッカー好きという社員は現在の8人から、2026年には倍増させる計画だ。

内定決定率の向上に実績

同社の活動のベースは、アマチュアフットサルの大会「リーガ・ディベルティーダ」。東京だけでも毎週末、1日当たり3〜4大会を開催。大阪や他の地域でも展開している。一つの大会は1日だけの開催で、5〜6チームが参加し、総当たりで順位を決める。

年間5万人以上を動員する実績がある大会だが、コロナ禍の時期には開催が難しくなった。運営会社が撤退を決めたため、参加者の一人で当時26歳だった小田原敬介社長が起業して引き継いだ。

会社の基盤となるテレマーケティング事業で売り上げを確保し、フットサル大会を運営しながらサッカー関連の新規事業を立ち上げている。

テレマーケティング事業で売り上げを確保

「就活フットサル」は2024年3月にスタートした。1回当たりの参加企業数は10社以下、学生も1社当たり10人程度の規模に抑えて開催する。

プレゼンなど合同会社説明会の内容をベースに、企業ごとに人事担当者と希望学生の混合チームを作り、企業対抗でフットサルを戦う。

当初は日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のなかで同社がスポンサー契約を結ぶチームの協賛企業を対象に企画。リーガ・ディベルティーダ参加者の半数を占める学生とマッチングし、ゲストとして有名プロ選手を動員することもある。

「スーツでなく、学生と人事担当者や大学OBの社員がユニホームを着て交流すると、素の人柄や社風がよく分かる」(小田原社長)と好評なのだという。

現在は、Jリーグ協賛企業だけでなく参加企業の一般公募も始め、学生側も大学のフットサルサークルに働きかけるなど規模を拡大。一般的な合同会社説明会にブース出展するのと同等以下の参加費で「参加各社さんとも2~3人の内定を出して1人は決まる状況です」(同)といい、春から秋の就活シーズン中に毎月開催するようになっている。

今後は、企業が福利厚生策として援助する社員のスポーツ部活動について、練習場所の予約や対戦相手の確保などを支援するサービスを検討。その一環として、複数の企業が参加する運動会の企画・運営も始めている。

(2025年10月掲載)