段ボールで秘密基地─。段ボール製造販売、東鈴紙器(相模原市中央区小町通)は、オリジナルの子供向け自社製品「キッズプレイハウス」を発売した。

「トーレーショップ」で販売

直径約80センチ、高さ130センチ、重さ2キロ程度。ロケットのような外見をしており、この中に入って、子どもたちが“秘密基地”にできるアイデア製品だ。
 「家でも子どもたちが自分のスペースが持てて、元気に遊べます」と鈴木和弥社長。段ボール素材なので、外に絵を書いたり、シールを貼ったりできる。価格は4890円(税別)。直販サイト「トーレーショップ」で販売していく。

■東鈴紙器がアイデア製品
 同社は、工業製品向け輸送用ダンボールの製造販売が主力。BtoB市場からBtoC市場に新規参入するねらいで現在、オリジナル製品の子ども向けに「段ボール家具」を展開中。0~6歳児まで、子どもの成長に合わせて商品をラインアップしている。
 今回の「キッズプレイハウス」のほか、ダンボールのゆりかご(3980円)、0~2歳までのベビーチェア・デスク(3800円)、3~6歳までのジュニアデスク・チェア(4500円)なども販売。
 「段ボール家具」という新たなジャンルだが、子どもが間違ってぶつかっても安全な上、塗料などに有害物質が含まれていないため、購入者は増えているという。

(2016年11月号掲載)