商用トラックのリースなどを手掛ける、タカネットサービス(横浜市西区みなとみらい)は、トラック延命サービス「リフレッシュトラック」を本格展開する。冷蔵冷凍車は通常、新車購入から7〜8年、70万〜80万キロメートル走行すると新車に買い替えていたが、このサービスは約2カ月間にわたる“重整備”を施すことで、5年以上は継続利用できるようになる。すでに初年度整備分として30台以上の予約が埋まっているという。
買い替え負担を軽減
乗り換えのタイミングに差し掛かった小型(2トン)および中型(4トン)の冷蔵冷凍車が対象。多額な費用や納期がかかる新車や、故障のリスクが高い中古車の購入とは異なり、使用中の車両の耐用年数を延長していく。
同サービスは、リースバック形式を採用。対象車両をまず同社が査定、基準にクリアすれば車両を買収する。そして利用者はサブスクの月額払いをすることで、これまで通り使い続けられる仕組みだ。
「最初にまとまった資金を支払うことなく利用できます。その分、人件費や他の事業用途に使えるため、問い合わせも多いです」と、同社の平石巧将取締役は話している。
現在、年間稼働率が高い冷凍冷蔵車向けとしているが、今後はニーズを見据えながら他車両への展開も検討。生産ラインも増設し、整備体制を強化予定だという。
取材メモ
始めたきっかけは2024年問題。4月からドライバーの労働時間に上限が課され、これまでの特例措置も排除された。企業としては、ドライバー確保のためにも、人への投資とともに、それ以外の部分ではコスト削減を迫られている。
ただ、半導体需要の高まりや部品不足、自動車業界の生産体制の変化などから、そもそも買い替えようにも注文から約1年待ちは当たり前。「計画的に設備入れ替えができない不安感を何とかできないかと思い(同サービスを)始めました」(平石取締役)と明かした。