海外注目企業・海外ベンチャー

光センサーで超高精度の濁度測定

光コネクターモジュールなどの製品を展開するSolteam Opto(ソルティームオプト、台湾・桃園市)は、オプトエレクトロニクス(光電子工学)関連製品の開発で培ってきたノウハウを環境分野にも応用している。

節水ソリューションを展開

同分野でのブランド「Sbravo」を立ち上げ、光学式の水質センサーを続々と投入。水の濁りの中の(SS)浮遊物質の測定センサーや、有機物による汚濁を示す光学式COD(化学的酸素要求量)センサーなどを販売する。

台湾では、上下水道や工場における排水管理、養殖場などの水質管理に幅広く使われている。

なかでも、光学技術を駆使し、0.001NTU(濁度単位)の超高精度で測れる「超低濁度センサー」や、濁度と透過光度の双方が測れる「2IN1センサー」は、同社ならではの製品だ。

陳晉豐総経理は「あらゆる水質を見える化することで、今まで汚れていると思って捨てていた水を無駄にせず、節水にもつながります。日本でも節水ソリューションとして展開していきたいです」と話している。

(2024年9月号掲載)