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作業着、女性目線でカッコよく

製造業や建設業をもっとカッコよく-。作業服セレクトショップを運営するK-WORK(ケイワーク、横浜市鶴見区駒岡)は、店舗運営とともに、各種作業着を“女性目線”でトータルコーディネートする事業を展開。デザイナーから店舗スタッフまですべて女性が携わる。製造業などで昔からある「3K(きつい・汚い・危険)」のマイナスイメージを払拭(ふっしょく)すべく奮闘している。また、単独店舗としては珍しくロゴデザインから名刺、刺しゅう、封筒、ヘルメットまでもワンストップで受託製作する。

K-WORK、コーディネート力でイメージ変える

約2年前に開業。実店舗のほか、インスタグラムなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じ、全国からも受注する。

本間千秋社長は「作業着のイメージを変えていきたいです」としており、私服でも着られるような、おしゃれな作業着を取りそろえる。大手作業服専門店には置いていない希少なブランド商品も扱う。「女性から見てかっこいいもの、長く使える高品質なものをチョイスしています」と本間社長。製造業や建設業で活躍する女性を意識したウエアもそろえる。

強みは、女性目線を生かしたコーディネート力。店舗内の打ち合わせスペースで、お客さんのイメージや予算感も聞いたうえで、本間社長などの女性スタッフが提案する。企業ロゴのデザインも可能で、それを使ったオリジナルウエアやヘルメット、キャップなども制作する。

もともと、本間社長の夫は建設業を経営する。長く携わってきただけに「イメージを変えたい」とする思いも人一倍強い。「(業界の人間は)日常のほとんどの時間を作業着で過ごします。どうせ毎日着るものなら、カッコよいものを。そして業界を明るくしたいです」。

現在は2号店を目標としており、業界に新風を吹き込もうとしている。

(2022年11月号掲載)