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住宅用蓄電システム開発

台湾エネルギーベンチャー企業、高宇能源科技(INTERXIE、台北市)は、住宅用のコンパクトな蓄電システム(ENPO)を開発した。コンセントにつなぐだけで充電。災害時や非常時の電源確保のみならず、電気料金が安い夜間に蓄電して、日中は生活用の電源としても使える。

高宇能源科技、スマホ管理も可能に

標準システムはバッテリー3層構造になっており、最大6層まで増設できる。電池容量は1152~6912Wh。家電やパソコン、スマートフォンに使える。電源のコンセントは4カ所、USB充電部分も4カ所付いている。最上部にはワイヤレス充電にも対応した。標準タイプ(バッテリー3層)で、冷蔵庫や照明、テレビといった家電製品が非常時は約10時間使用できるという。キャスター付きで室内での移動も可能だ。

また、同システムはWi-Fi経由でスマートフォンなどで管理。外出中でも、使用や充電状況を確認。各電源のオン・オフといった遠隔操作もできる。「まだ開発したばかりですが、エネルギーに対して関心が高い日本、欧州での販売をメーンにしていきたいです」と鄭宇竣・技術長は話している。

なお、同社は10月13日からの台湾・最新技術展示会「TIE」に出展する。

(2022年10月号掲載)