国内市場の縮小や円安が長引く中、青木国際税務会計事務所(横浜市西区みなとみらい)は存在感を強めている。大企業のほか中小・小規模企業の海外進出支援では、初めての海外進出をゼロからサポート。法務や人事労務面なども提携士業とコラボすることで、海外移住を考える個人事業主などからの相談にも応じている。
拠点開設、移住…ゼロから対応
「海外進出は今や特別なことではありません。企業の拠点開設だけでなく、移住者も増えています。業種によっては日本でなくても仕事ができます」と、公認会計士・税理士の青木一生代表。国内大手監査法人などを経て、シンガポールの会計事務所に転職し、現地で日系企業を多数支援してきた経験を生かす。
例えば、海外進出を検討する場合、対象国での会社設立やビザ取得の手続き、法律や税金のルールといった検討すべきポイントを進出方法ごとに比較検討して提示。それらのメリットやデメリットを説明した上でサポートしていく。必要な場合は、実務面でもバックアップする。「世界中どの国に進出したいと言われてもサポートできる事務所にするのが目標です」
今後は、現地の情報収集やサポート体制を強化するために、積極的に外国人人材も採用する計画だ。
