DX / IT / IOT / ベンチャー

リアル感満載のバーチャル展示場制作

VRワイバオ・ジャパン(横浜市保土ケ谷区霞台)は、ウィズコロナ時代に対応したバーチャル展示会場とバーチャル展示ブースの受託制作を始めた。

VRワイバオ、ウィズコロナ対応で提案

現在、各地でオンライン展示会が開催されているものの、展示品の細部まで見せるのは難しい。そのため、製品を動画で撮影し、それをベースに拡大表示できる360度画像を制作。それらをバーチャル展示ブースに並べることで、よりリアリティ感を出す。バーチャル展示会場なら期間を問わず、24時間365日訪問可能なため、商機拡大が期待できるという。

出展者数や規模に応じて制作する。展示ブースには製品の360度映像のほか、PR動画、チラシなどが置ける。外国語版にもカスタマイズできる。

一方、訪問者はApp StoreやGooglePlay Storeで専用アプリをダウンロードすれば会場に入れる。スマホやタブレット端末の画面を通じ、指先で展示品を拡大したり、会場内を移動したりできる。

リアルな展示会同様、資料もダウンロードして入手できるほか、クリックすれば出展者のホームページ上の問い合わせ窓口にも飛ぶ。「実際の展示会場に行けなくても、同じことができます」と樽谷隆社長は説明している。

制作費用は約1000平方㍍の広さをイメージしたバーチャル展示会場(展示ブース制作費用込み)で400万円から。この広さで20社ほどが出展できるため、出展企業同士で協力すれば、1社当たりの負担は少なくて済むという。

新型コロナウイルス感染拡大により、非接触に対する需要が高まる中、販路拡大のための新ツールとして提案。全国の企業グループや経済団体、業界団体などに売り込む。

樽谷社長は「誰でも持っているスマホを使うことで気軽に使ってもらえます。スマホの中が展示会場になるイメージです」と話している。

(2021年2月号掲載)