サンキャク(横浜市中区尾上町)は、中小企業を対象にSNS運用の伴走支援サービスを始めた。簡単に始められるが、豊富なノウハウが求められるSNSの運用をサポートし、目標に対して必ず結果を出すことで、成長を後押しする。竹内竜太社長自身もYouTubeをやっており、約2万5000人のチャンネル登録者を持つ。
サンキャク、中小対象に伴走支援を展開
ソニー出身の竹内竜太社長が率いる映像制作ベンチャー。YouTubeチャンネルのコンサルティングやプロデュース、SNSマーケティング支援なども得意とする。竹内社長もYouTubeチャンネル「Ryu学」を運営。中には再生回数が計58万回の動画もある。
YouTubeやInstagramなどは、無料で手軽に始められるSNSツールだが、いざ始めてみたものの、うまくいかず苦戦する中小企業も少なくない。
同サービスでは、製品・サービスの周知やブランディング、採用など、SNSを使う目的をヒアリング。訴求したいターゲットが、現在どんなキーワードでどんなコンテンツに興味を持っているかなどを、トレンドと照らし合わせ見極め、効果的なSNSツール選びをサポートする。そしてコンテンツの企画から制作、運用を支援していく。
コンテンツを投稿してからも、再生回数や視聴率の変化などの詳細を継続的に分析。改善点が見つかれば、次に投稿するコンテンツに反映させる。こうしたサイクルをコツコツと蓄積することで、おおよそ半年から1年後には、再生回数の伸びや登録者数の増加、売り上げアップなどの具体的成果につながるという。
■2年間で20億円
これからSNSを始めようとする企業や、運用しているがうまくいっていない企業が対象。月額30万円(コンテンツ制作費などは別途)から受託する。
これまでの実績としては、担当営業マン1人の不動産会社が2年間で住宅60棟を販売し20億円を売り上げたケース、半年間で1500万円の販売につなげた装置メーカーなどのケースなどがあるという。
竹内社長は「緻密なデータ分析と改善を継続していれば、SNSは必ず成長しますし、よい結果をもたらしてくれます」と話している。