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パソコンデータ、自動で丸ごと保存

ネットチャート(横浜市港北区新横浜)は、今使っているパソコンのデータを丸ごと自動的にバックアップするサービスを始めた。社内の特定のパソコンや、特定部署のパソコンなどを想定。中小企業にとってのBCP(事業継続計画)の強化や、データ損失リスク防止などにつなげてもらう。容量無制限で365日分をバックアップする。

中小のBCP対応で新サービス

新サービス「Replayed PC(リプレイド・ピーシー)」は、基本ソフト(OS)としてWindows7以降もしくはMacOS10以降が対象。初期費用は無料。1アカウント月770円の定額制とした。

ローカル環境にあるデータファイルを15分ごとに自動でバックアップしていく。また、専用画面から操作することで、クラウド上に保存されたデータをダウンロードできる。「必要な時に自分でデータを復元もできます」と會田恭将・マーケティング戦略推進部長は説明する。

同社によると、パソコンのOSを更新すると、ソフトが使えなくなったり、データが見られなくなったりするケースがあるという。ハードウェアの故障や、ソフトウェアの障害、操作ミスによるデータ損失リスクも常に存在する。「(企業規模を問わず)今やデータ保全対策は必須となっています」と曾田部長。

今後は中小・小規模事業者などに対しても、同サービスの採用を働き掛けていく。

(2023年1月号掲載)