極現科技(EARTHBOOK、竹北市)は、ドローンのトータルソリューションを展開する。ドローン専用プラットフォームを開発。撮影した画像をリアルタイムで表示し、センサーで収集したデータをA(I 人工知能)で分析できるほか、画像データをベースに3Dマップも自動作成する。
極現科技、自動運転も実現可能
また、システムをカスタマイズすれば、飛行禁止エリアを回避しながらの自動運転も可能だ。農業や建設現場での工程管理やメンテナンス、交通整理、災害分野など、幅広く使えるため、国内外で政府関連機関や大手企業が相次ぎ導入している。
同社は2018年3月に設立された衛星撮影スケジューリング、3Dマップ制作のベンチャー。設立当初から台湾の宇宙研究センターからの委託事業を手掛けるほか、国内でもベンチャー企業を対象とした各種表彰制度での受賞歴がある。
開発したプラットフォームは、ドローンメーカーを問わず対応。ドローンに搭載した小型カメラや赤外線カメラ、IoTセンサーとも連動できる。
目的別にカスタマイズし、上空から必要な画像や環境データを収集、解析できる。現在と以前のデータを比較する機能もある。
一方、自動運転モードでは事前に飛行範囲を設定する。
徐偉城CEOは「日本展開も視野に入れています」と話しており、提携パートナーを探している。