「デイサービス プレゼンス」を運営するPRESENCE(横浜市金沢区六浦南)は、声を出すだけでその人のメンタルヘルスの状態をチェックできる AI(人工知能)システムを試験導入した。デイサービス利用前後の数値の変化を利用者や家族に示すことで、介護サービスの見える化を図る。職員にも適用し、働き手の心のケアにもつなげていく。
心の状態を声から数値化
試験導入したシステムは、ベンチャー企業のリスク計測テクノロジーズ(同市中区桜木町)が手掛ける「マインドヘルス計測システム」。
タブレット端末に向かって声を数秒間発すれば、マインドヘルスを示す数値(マインドアクティビティ)が 1〜100 まで表示される。これを本人の平均値と比べ、毎日の数値がどう変化しているかを分析、ストレス度などメンタルヘルスの状態をつかむ。