ゴルフ練習場「ニューウイングゴルフクラブ」を運営するニューウイング(横浜市港北区新羽町)の多角化経営が奏功している。ゴルフ練習場を利用する来場客をターゲットとし、練習場以外にニーズが見込めそうな洗車場とカラオケボックス、カフェに次々と参入。どれもヒットしており、洗車場は3店舗を展開するまでに。今後はゴルフ場を中心とした「地域の憩いの場」を目指すという。
時代とともに多角化を進める
「昔はビジネスマンにとって、ゴルフと会食は定番でした。しかし、時代とともに変わってきました」と小池信吾社長。ゴルフ練習場も変わり続けていかなければならないと考え、多角化を展開することにした。
会員数2万人とする同クラブの利用者は、クルマで来場する人が多い。そこで「自分のクルマにこだわりを持っている利用者に対し、セルフ洗車できる機会を設けたらどうか」と、敷地内に洗車場「カーウォッシュ21」を併設。ゴルフのついでに洗車もできると、評判を呼んだ。
また、ゴルフで汗を流した後、家族や仲間と会話や食事を楽しむ場所として、同クラブ近くにカフェ&カラオケ店「カラフル」も新設。ペットも一緒に入店できる。
こうした展開により、夫婦や家族でゴルフ練習場にやってきても、各店舗でそれぞれが異なる時間を過ごすことが可能になった。