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ケータリングは植物工場から

人材派遣業、ジョビア(横浜市神奈川区西神奈川)は、自社ビル内で運営する植物工場で栽培したハーブやエディブルフラワーを使ったこだわり料理のケータリングサービスを始めた。ヴィーガンメニューも対応。「出張料理人」として知られるマカロン由香氏がプロデュース。料理を並べた時の華やかさや、食後の余韻まで計算したメニューにした。

「出張料理人」がプロデュース

同社は「都市型6次産業の拠点」を目指し、約2年前のコロナ禍に自社ビルを改築。5階建てビルの3階を植物工場にし、ハーブ類などを栽培。2階のセントラルキッチンでは、これらのハーブを洋菓子や料理に加工、1階のカフェとパティスリーで販売している。

新型コロナが5類に移行し、人々が集まるイベントも再開されたことで、同社へのケータリング依頼が急増。今回、新サービスとして始めることになった。

オードブルだけでなく、サービススタッフも派遣する。また、カフェで提供中のエディブルフラワーを使用したモクテルを含むドリンクバーも提供していく。

「水耕栽培のエディブルフラワーサラダやビーツフムスのフィンガーフードなど、見た目の美しさと味わいだけではありません。“五感”で楽しめて体内から整うような一品ばかりです」と吉備カヨ社長。パーティーやケータリングのみならず、社内での食事会やイベント向けにも利用してもらいたいという。

(2024年1月号掲載)