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オンライン英会話アプリ開発

one-bearが小田急線・柿生駅近くで運営する学習塾・阿部塾(川崎市麻生区上麻生)は、オンライン型の英会話アプリを、同業のN教育(愛知県豊橋市)、オンラインスクール事業のハグカム(東京都渋谷区)と共同開発した。英検3~準1級対策に特化し、スピーキングやライティングが苦手で英語嫌いな生徒でも学習しやすいように工夫した。タブレット端末の画面上で長文を音読し、外国人講師が発音をチェック。問題に対する生徒の回答も英語で解説していく。

スピーキングの課題を克服

英検でスピーキングとライティングの点数が取れないという生徒の声があったことから、開発に着手した。アプリで学習しながら、週に1回、外国人講師によるオンライン授業を受けるという内容だ。

聞く(リスニング)、読む(リーディング)も合わせた英検で問われる4技能の習得を目指していく。利用料は月額8000円。

「受験ではTOEICよりも英検の方が重要視されます。特に英検を持っていれば、入学試験で英語科目を免除する大学もあります」と阿部一彦塾長。

現在、プロバスケットボールチーム「三遠ネオフェニックス」の選手も使用しており、今後は同アプリを本格的にリリースしていきたいとしている。

■“完全”個別指導

柿生駅周辺では珍しい1対1の“完全”個別指導が特徴。小規模ながら専門サイトの口コミランキングでも常に上位にランキングされている。

もともと、大手進学塾に在籍していた阿部塾長が、大手ではできない指導を実践するために約5年前に立ち上げた。「大切なのは教材です」(阿部塾長)と話しており、生徒に応じ、その人が60%くらいできる教材を選んでいる。「簡単すぎてもだめですし、難しすぎてもやめてしまいます」(同)のが理由だ。

自習室は使い放題。リアルタイムで空き状況もチェックできる。生徒には中高生向けビジネス手帳「フォーサイト」を使用してもらい、詰め込み型の指導よりも、自主的に勉強ができるような習慣が身に付けられるようにしている。

(2021年3月号掲載)