一幸電子工業(横浜市青葉区荏田町)は、ビジネス電話を切り口とした「オフィスまるごと」サービスを始めた。オフィス向けの“街の電器屋さん”のようなサービスだ。最新のビジネス電話を販売しながら、通信機器やOA機器、オフィス用品など、オフィスの困りごとも解決する。たとえパソコン1台に何かあった場合でも、駆け付けるという。地域密着で行うため、まずは横浜市青葉区、緑区、都筑区、港北区を中心に展開していく。

地域密着で展開

一般的に街の電器屋さんは、家電量販店まで出向けない“買い物難民”や、家電に対する知識がない人、故障してすぐに直してほしい人などに対しサービスを提供。電球1個から交換に来てくれる店舗も多い。量販店にはないビジネスモデルとして、地域でも根強い需要がある。

同社の「オフィスまるごとサービス」もそれに似ており、ビジネス電話の販売から設置工事、保守・メンテナンスまでを同社技術スタッフが一貫して提供する。さらに、ビジネス電話以外でも、例えばルーターやネットワークの配線工事、複写機、プリンターなど、さまざまなオフィス製品を取り扱い、必要に応じて提案していく。

■販売後のフォローに注力

ビジネス電話の知識がないお客さんに対し、コスト削減や効率化につながるモデルの導入、運用方法を提案。“売りっぱなし”ではなく、その後のフォローにも力を入れ、ビジネス電話以外のことでも、何かあれば駆け付けるという。

「ビジネス電話の販売を皮切りに、オフィスを丸ごと、当社で面倒を見させてくださいというサービスです。お客さんも複数の業者に頼む手間も省けます」と、羽倉寛明取締役事業部長。

近郊4地区以外にも、要望があれば県内外問わず対応していく。

(2019年5月号掲載)