住まいの産業 / ライフサイエンス

アフリカ視察団に「食の循環」紹介

日本の環境技術を世界に─。廃棄物処理業、横浜環境保全(横浜市金沢区鳥浜町)は、アフリカ諸国から来日した行政官たちを同社のリサイクル工場の見学会に受け入れた。

リサイクル工場の見学受け入れ

環境省と国際協力機構(JICA)が、横浜市やアフリカ諸国・都市などと共同で設立した「アフリカのきれいな街プラットフォーム」による研修事業の一環。

アフリカ諸国に日本の環境技術を知ってもらい、自国の環境政策に役立ててもらうのが狙い。当日は9カ国9人が参加した。

視察では、同社が進める食の循環事業(フードループ)への取り組みを紹介。市内の食品加工企業などから収集した生ごみを、たい肥や固形燃料にリサイクルする工程を見学した。

参加者からは「食事の煮炊きに木炭を使っているので代替手段として参考になった」「今後も協力して母国の環境改善につなげられたら」といった声があった。

(2023年9月号掲載)