弥栄(横浜市港北区新横浜)は、紙に打刻するタイムカードの代わりにQRコードをかざして勤怠を管理するシステムを開発した。短期やスポットで働くアルバイト従業員が多い企業での利用を想定し、名前と職種(時給)を入力すれば、自動的に本人のQRコードを発行する。「アナログのタイムカードの手軽さはそのままにしたシステムです」と盛田真司社長は話している。
弥栄、QRコードで作成しシンプルに
現在、さまざまなタイプの勤怠管理システムが市販されているが、短期間やスポットのアルバイトを多く抱え、出入りが頻繁にある飲食チェーンなどにとっては、一人一人を勤怠管理システムに登録する作業の負担が大きい。
従来は各従業員に紙のタイムカードを発行し、出退勤時間を打刻してもらっていたが、デジタル化の普及により紙のタイムカードの生産量が激減し、入手も難しくなってきた。そのため、県内の飲食チェーンとともに“タイムカード感覚”で使えるような新しいシステムの開発を進めていた。