ダイレクトメール(DM)の印刷・発送などを手掛けるニッケン石橋(川崎市多摩区宿河原)は、石灰石を主原料とし、紙・プラスチックの代替となることが期待されている新素材「LIMEX(ライメックス)」を使用した名刺作成サービスを始めた。ライメックスに対応したオンデマンド印刷機を導入。名刺だけでなくポスターや封筒などにも対応する。「まずは名刺をライメックスにすることで、一番身近に実践できるSDGsになります」(石橋博社長)と話している。
身近な環境対応として提案
ライメックスは「日本発の新素材」として注目されており、紙素材と比べ、耐久性や防水性が優れているとされる。
石灰石が主原料であるため、紙のように製造時に大量の水を使用しないことから、次世代のエコ材料ともいわれている。
石橋社長によると、すでに大手飲食チェーンでは、店内のメニュー表を紙からライメックスに替える動きも出てきているという。
同社はライメックスの普及に当たり、まず身近な名刺印刷から提案。「従来の価格と変わらずにライメックスにできます。企業イメージの向上にもつながります」と語る。
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