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三崎の砂浜の漂流ごみがアートに

海洋ごみをアートに─。「城ヶ島ダイビングセンター」を運営するオーシャンアイズ(三浦市三崎町)は、SDGs活動の一環として、砂浜に流れ着いた廃プラスチックや廃ガラスなどを使って、思い思いのアート作品にする「シーボーンアート」を同センター内で展示している。ワークショップの定期開催も始める予定だ。

ガラス片や廃プラから作品

海岸や浜辺に打ち上げられた漂着物を収集する行為は「ビーチコーミング」と呼ばれ、集まったガラス片(ビーチガラス)や廃プラなどを使用。それらをビーチガラスの万華鏡や流木由来の写真立てなど、さまざまな“作品”にしていく。

スタッフがシーボーンアートのインストラクター資格を取得したことから始めた。今後は地元の高齢者施設への出張ワークショップなども考えているという。

■城ヶ島の魅力を伝え

運営するダイビングセンターでは、都心などのダイビングショップと連携し施設を貸し出すほか、世界最大のダイビング教育機関「PADI(パディ)」の認定ライセンスが取得できるスクールも運営する。

「自社の業態を『総合ダイビングサービス』と位置づけています」(髙橋洋平取締役)。

髙橋真樹子社長と二人三脚で経営。「城ヶ島は、伊豆などのダイビングスポットとは異なり、立地的に都心から近く、気軽に立ち寄れるのが魅力です」(髙橋取締役)。店内では地元食材を使ったイベントも開催しており、ダイビングを通じて城ヶ島の魅力を発信し続けている。

(2024年5月号掲載)