機器・装置・製品/ロボット

部品不足解消にらみ新工場

産業装置製造、有井工業は、相模原市緑区下九沢に新本社・工場を稼働させた。近くにあった旧本社工場と同市中央区清新の第2工場を集約、生産効率を高めていく。制御盤の年間生産能力は平均100台から同150台に拡大する見込み。旧本社工場は取引先の製造拠点内に間借りしていたため、念願の自社工場になったという。

有井工業、制御盤の生産能力1.5倍に

新工場は2階建てで、総床面積200平方メートル。工業団地内の空き工場を活用した。純水製造装置などの半導体製造装置から試験装置、各種産業装置の組み立てを受託していく。

また、事業のもう一つの柱となる、制御盤・配電盤の設計、製造も担う。「半導体・部品不足は解消しつつあり、産業装置などの需要が回復すると見込んで新工場を稼働しました」と有井俊明社長。今後はSNSを活用した営業活動にもテコ入れし、新規案件を積極的に受注していきたいという。

(2022年11月号掲載)