長寿企業の水処理技術がウクライナに-。水処理装置製造、日本濾水機工業(横浜市南区井土ヶ谷中町)の移動式ろ過機が、横浜市の姉妹都市であるウクライナ・オデーサ(オデッサ)市で、緊急時の飲用水確保に使われることになった。
オデーサ市に日本濾水機の移動式ろ過器
ロシアによる侵攻で水道施設の機能停止のリスクに直面するオデーサ市から、移動式浄水装置の支援要請を受けた横浜市が、同社から装置を購入し現地に届ける。山中竹春市長とオデーサ市のゲネディー・トゥルハノフ市長とのオンライン会談で決まった。
ウクライナに送られる移動式ろ過機は、1918(大正7)年の同社創業以来続く水処理フィルター「セラポア」を使ったもので、液中の細菌を除去する。詰まりが出た場合でもフィルターを削って、繰り返し何度も使える。