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段ボールで「リモート用ブース」

段ボール製造、東鈴紙器(相模原市中央区小町通)は、段ボール製の個室型ワークスペース「パーソナルブース」を開発した。社内や自宅でのリモート会議時のブースとして使えるもので、折りたためて収納もできる。強化段ボール素材のデスクも付いており、繰り返し使える。

東鈴紙器、折りたたんで収納可能

コロナ禍でリモート会議が普及していることから「オフィスで簡単に設置できるパーソナルブースはないか」という要望から開発した。高さ160センチで、ブース内部は1畳ほどのスペース。収納時は厚さ30センチほどになる。
 厚めの段ボールを採用したことで、丈夫な構造にしたのも特徴。オフィスでのリモート会議に同ブースを活用することで、周囲の雑音に気を取られることなく集中できるという。情報漏えいの防止にもつながる。

価格は6万9800円。直販サイト「トーレーショップ」で販売する。他社製と比べても安価で、しかも設置工事不要で導入できるという。注文後は収納時の状態で発送するため、広げてすぐに使用できる。

開発を担当した金井康幸さんは「リモート会議だけでなく、受験勉強するための空間や趣味のパーソナルスペースとしても使えます」と話している。今年度は50セットの販売を見込む。

(2021年8月号掲載)