段ボール製造販売、東鈴紙器(相模原市中央区小町通)は、避難所などで使用する災害用ベッドを開発した。段ボール製で使い捨てできるもので、普段は収納し、使用時には10分程度で組み立てられるのが特徴だ。既存の製造設備を活用し製品化した。同社ではアフターコロナを見据え、現在、新規事業を育成している。中でも防災分野はニーズが高まるとしており、その第一弾として発売した。
組み立て10分、避難所での使用想定
同社は工業製品向けの輸送用段ボールの製造販売が主力。景気変動を受けやすい同分野だが、その中で段ボール家具などのオリジナル製品も投入している。
鈴木和弥社長は「最近、地震が頻繁に起こっていますので、今後は大地震に備えなくてはなりません。そのために当社として何ができるか考えました」と、今回の災害用ベッドを考案した。