環境装置製造、永進テクノ(相模原市緑区下九沢)は、同社の浮上油・スラッジ回収装置を使用し、工作機械のクーラントタンクを出張清掃するサービスを始めた。まずは市内限定で実施し、その後は全国約300ある販売代理店にも展開していく。客先に直接訪問して作業をすることで、信頼関係を深め、装置の販売につなげるのも狙いだ。
永進テクノ、装置営業の一環で開始
工作機械による金属の切削は、クーラント(切削液)を使用するが、何度も使い回していると、徐々に油や金属くずなどの不純物が混ざり腐敗する。そのため、同社の浮上油・スラッジ回収装置「エコイット」シリーズできれいにする。
現在、同シリーズは直販や代理店販売を通じ、国内外に累計2800台を納入する。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大により、飛び込み営業や展示会出展などが制限されているため、“新たな販売方法”を模索していた。「これからは従来型の売り方を変えなければなりません」と鈴木道雄社長は語る。