建設機械販売・レンタルの旭フォークリフト(相模原市中央区田名)は、フォークリフトでの作業中、周囲にいる歩行者に気付かせる安全グッズ「レッドライト」と「ブルーライト」の販売を始めた。

「赤」で歩行者に知らせます

フォークリフトはこれまでのエンジン式から電動式に変わっている。ただ、電動式の場合、電気自動車(EV)と同じく、エンジン音がなく静音なので、近くに歩行者がいたとしても気付かれないケースがあるという。

同社の横江利夫社長は「接触事故につながる危険性もあります。歩行者に知らせることが安全につながります」と説明。現場の安全対策として今回の2種類のライトを提案していく。価格はいずれも1万1000円(税別、工費別)。

■フォークの安全対策に

一方、金属製パレットなどをフォークリフトで運ぶ際、急旋回や急停止しても荷物が爪から滑り落ちない新アイテム「すべらんマット」も同時発売した。ラバー製でフォークリフトの爪の長さに応じ、マグネットで容易に脱着できるもので、こちらも安全対策に使用する。

「工場によっては、パレットの裏が油まみれになって滑りやすくなります。ただ、作業中に荷物が滑り落ちてしまったら人命にも関わります」と横江社長。価格は3万7000円(同)。年間100セットの販売を見込んでいる。

(2017年9月号掲載)