ねじ商社のサイマコーポレーション(藤沢市辻堂)は、3月10日を「サイマの日」と設定し、日本記念日協会から記念日認定を受けた。「310=サイマ」にちなんだもので、ねじ業界だけでなく、サイマコーポレーションの存在を世の中に広く知ってもらおうと発案した。

サイマコーポ、記念日協会から認定

「サイマの日」の横断幕も制作し、本社に掲げた。

「会社としていかに目立っていくかを考え、展示会やセミナーを積極的に活用してきましたが、(コロナ禍で)機会が減りました。だったら、ほかにどんなことができるかを社員と考え、『記念日』を作ろうという話になりました。調べたら、有名企業も記念日を多く登録していました」と、斎間孝社長。

せっかくの記念日なので、SDGsにも貢献しようと、サイマの日を社内的に「SDGs推進の日」と位置づけ、同日の午前10時からの2時間、全営業を一時ストップし、同社ビルから辻堂海岸までの約2㌔㍍弱の道のりを社員総出で清掃した。

また、プロバスケットボールチーム「湘南ユナイテッドBC」の応援署名活動も合わせて実施した。次年度以降も継続して記念イベントを企画していきたいという。

なお、同社は、世界一頭部が薄いという超極低頭ねじ「310スリム」など、1万種類以上におよぶねじを扱っており、国内外で販売している。

(2022年4月号掲載)