半導体材料製造の世界的企業、台湾のウェーハワークス(Wafer Works、合晶科技)が横浜市港北区新横浜に日本法人を設立し、本格稼働を始めたことが分かった。世界でも上位に入る半導体ウエハーのサプライヤーとして日本市場の潜在需要に着目。世界的なAI需要拡大の中、日本独自の半導体市場に照準を定める。
日本企業・大学とも連携意欲
<p日本法人「ウェーハワークスジャパン」(中山秀二代表)は、新横浜駅近くのEPICタワーに入居した。半導体製品を顧客に、技術的な側面からサポートするアプリケーションエンジニアの業務や営業拠点としての役割を担う。
新横浜を選んだ理由について張憲元総経理は「羽田空港から近く、新幹線の駅もある好立地のため」と話した。
また「(200ミリウエハーなどの)レガシー半導体の需要は日本にはまだある」とし、潜在顧客に対して直接アプローチし、技術サービスを提供することで取引先を拡大、日本法人の売上高を年々倍増させたいと意欲を示した。





