開発支援業、アド・ソアー(川崎市高津区坂戸)の相模R&Dセンター(相模原市緑区西橋本)が手掛けるホビー関連事業が好調だ。機械設計や開発プロセス業務などを受託する同社が数年前に新事業として始めたもので、大手玩具メーカーから、誰もが知るプラモデルの設計業務を受注。コロナ禍にあっても底堅く、同事業の売上高は前年比3 割以上で推移しているという。
アド・ソアー、需要底堅く成長
川崎市高津区のKSP(かながわサイエンスパーク)内に本社を置くベンチャー企業。技術派遣も手掛けている。全国に7 拠点あり、県内では本社と相模原のほか、平塚市内に「湘南開発センター」を擁する。
「開発支援業」というだけに、ものづくりの広範囲をカバー。相模原のR&Dセンターでは、治具設計や構造・機構設計を受託、客先に常駐することもある。
そんな同社のホビー関連事業は、設計のノウハウを活用して始めた。具体的にはプラモデルの全体図からパーツ設計まで、同センターに常駐する専門エンジニアが担当。「プラモデルといっても、メーカーからかなり細かい精度が求められます」(前田高嗣センター長)としている。景気に左右されないホビー市場は底堅く、安定成長を続けているという。