音響機器メーカーのMEMOテクノス(相模原市緑区西橋本)は、センサーとカメラ、音響技術を使った「落書き防止システム」を開発した。同システムはポールや看板に設置。センサーが反応する範囲内に、人が立ち入った場合に警告音を発するとともに、自動で現場の様子を写真撮影する。センサーの検知範囲は自由に設定できるほか、警告音も好きな音声に設定できる。また、要望に応じて、追加機能をカスタマイズすることも可能だ。価格は1台20万円程度。初年度10セットの販売を見込んでいる。

スタンディングデスク

一方、同社では社内でユニークな取り組みを相次いで実施している。その一環として、従業員の生産効率を高めるため、事務部門や開発現場の机のほとんどをスタンディングデスクに切り替えた。

「座ったまま仕事をしていると、眠くなることがあり作業性が落ちます。ところが、スタンディングデスクの場合は集中できます」と、谷野加奈・開発リーダー。立っている方がアイデアも浮かびやすく、仕事も効率的になるという。

■ユニークな休暇

また、社員のモチベーションアップにつなげるため、社内で「MEMOry休暇制度」も導入した。

これは、誕生日や結婚記念日など、自分にとって“記念日”といえる日を申告すれば休めるもので、通常の休暇制度とは別に、全社員に1日ずつ割り振られている。

(2016年12月号掲載)