超音波によるバリ取り洗浄装置の製造販売、ブルー・スターR&D(相模原市中央区横山台)は、強力な超音波を当てることでスーパー低分子ヒアルロン酸「HA4」を安定的に生産できる技術を開発した。水に超音波を当てると発生する超微細な泡「キャビティー(微小真空核群)」をヒアルロン酸の製造過程で採用、分子量850以下のヒアルロン酸を生成する。低分子ヒアルロン酸は、皮膚の内部にまで浸透し潤いを助けるため、今後は化粧品分野などへの展開を視野に入れている。
バリ取り技術を応用
「洗浄装置」の開発企業。バリ取りをしたい精密部品などを装置内の水槽に投入し、そこに強力な超音波を当てることで生まれる「キャビティー」がバリや汚れを除去する。
これまでは手作業で行っていたバリ取りが自動化できる装置として、自動車部品や電子部品など、業界を問わず世界14カ国に装置を納入する。
■複数台あれば量産可能
今回、超音波技術の用途開拓の一環としてヒアルロン酸に着目、専用装置を製作した。