デバイス+漢方薬の新しい可能性-。医療機器開発のOHGA SMART THINGS(大賀智聯網、新北市)は、薬液を霧化して気管支や肺に送るネブライザー(吸入器)を利用し、漢方薬を効果的に吸収させるデバイスの開発を進めている。早ければ今年末までに完成、事業化を目指す。
台湾OHGA、ネブライザーを使用
同社は重さ45グラムという世界最軽量クラスの小型ネブライザーを製造販売する企業。ネブライザーはぜんそくなどの治療薬を超音波で細かい霧状にして放出するものだが、同社の場合、超音波式ではなく「メッシュ式」を採用。同方式は、運転音が静かで、より細かい粒子(5マイクロメートル)を噴霧することが可能という。