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伝統の「台湾紅茶」を伝えたい

歴史ある台湾紅茶を味わって─。1937年創業の老舗製茶業、台湾紅茶(新竹県関西鎮)は、台北市内の地下鉄・東門駅近くに店舗を構え、日本からの観光客でにぎわっている。かつて世界中に輸出されていた台湾の紅茶産業とともに歩み、現在も稼働する同社の製茶工場からの商品をそろえる。

台北に新店舗、日本人観光客に人気

紅玉紅茶や番庄美人茶、東方美人茶のほか、台湾産抹茶パウダー、抹茶アイスなどもラインナップ。来店時はそれぞれのお茶について解説を聞き、実際に試飲した上で購入できる。

羅吉平董事は「台湾紅茶はかつて日本の皇室に献上されていました。是非、日本の人にも歴史ある台湾紅茶を知ってほしいです」と話している。

なお、新竹県の同社の関西第一工場では「台湾茶業文化館」も併設。1930年代日本領の時に建築された歴史的建造物で、見学コースも用意されており、台湾の紅茶の歴史に触れられる。

(2024年2月号掲載)