「自費リハビリは、歯の治療で例えるとインプラントのようなものです」。作業療法士によるベンチャー企業、アンナペレンナ(横浜市緑区鴨居町)の近藤愛子社長はこう語る。
自費サービスを普及
同社は完全カスタマイズとなるリハビリの体験サービスを、運営する神経リハビリセンター「ドゥフルール横浜」(同)で始めた。
シニア世代だけでなく、若くても身体が思うように動かず、不安や悩みを抱える人も対象。所属する理学療法士や作業療法士がマンツーマンでヒアリングし対応する。
通所介護施設での「自費リハビリサービス」の展開は業界でも珍しいといい、今後は同分野での市場開拓を進める。
平日夕方限定の完全予約制。60分間で8800円。症状が出たときに受ける保険治療に対して、より健康でいるための施術や機能訓練が自費リハビリだという。「自分の“ありたい姿”に近づけるための施術です」と、作業療法士でもある近藤社長。「いつまでも元気でいたい」と体験し、リピーターになる働く世代も増えているという。
「自分の身体への投資と考えてもらえたら」(近藤社長)と話しており、将来は同サービスの専門店開設も視野に入れる。