「パル調剤薬局」を運営するパル・コーポレーション(川崎市宮前区平)による処方薬の宅配サービスの需要が拡大している。コロナ禍を背景に非接触で受け取りたいという人が増加したことや、在宅勤務の普及などが追い風だ。同社による定期配送の利用者は、現在までで1000人を突破。実に20年以上前から手掛けるサービスだが、超高齢化社会の到来もあり、今後は利用者数のさらなる増加を見込む。
医師と患者の懸け橋に
「医薬業界は日進月歩です。オンライン診療、電子処方箋の義務化、さらにはAmazon薬局の出現...。DX化するにも、資金力があれば最新設備を導入することができますが、私たち中小企業には難しいです」と、鈴木嘉三社長。