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所有するトラックを「リースバック」

商用中古車のリース・販売を手掛ける、タカネットサービス(横浜市西区みなとみらい)は、使用中のトラックを売却しても、そのまま乗り続けられるリースバックの新サービスを始めた。急に資金が必要になったが車両は手放せない企業や、まとまった資金調達をしたい企業などが対象。同社で車両を査定し買取、新たにリース契約を結んでもらうことで、今までと変わらず乗り続けられる仕組みだ。

中小企業の急な資金調達に対応

「CASH de スグのり」と名付けた同サービスは、業界では初の試みといい、近年ニーズが高まっている住宅業界のリースバックと同じ考え。

持ち主は“資産”であるトラックを売却して現金化。現金を受け取った後も、売却車両とリース契約してもらう。毎月リース料金が発生するものの、事業資金調達の選択肢が広がるほか、減価償却費がなくなる利点もある。

運送業のみならず、自社トラックを持つ中小製造業の利用も想定する。

企業からの依頼があれば、同社のスタッフが出向き車両を査定。決算書の内容や社長面談なども考慮しながらリースバックの可否を決める。

トラック1台からでも対応。現金化は最短3日。アルミバンや平ボディ車、ダンプ、バス、乗用車、建機といった、あらゆる車両を対象とした。「クルマの価値はお客様の与信とは関係なく実勢価値があります」と、西口高生社長は話している。

(2022年8月号掲載)