ヘルスアンドサイエンス クロスロード(横浜市南区永田北)は、一切れで常用量で1日分の“食薬”が摂取できる「薬膳ケーキ」の販売を始めた。コロナ禍による外出自粛により、健康や体力に不安がある人たちに提案する。オンラインで全国発送も受け付ける。
健康不安の人に提案
製薬会社で25年間研究に携わり、薬剤師の資格を持つ佐々木博子代表と、大学で20年間、食品・製薬会社で30年間にわたり生命科学を研究してきた松村外志張副代表(理学博士)が3年半前に開業した。
同店の特徴は、薬膳に科学をプラスしていること。「東洋医学では科学的な根拠は分からないけれど、古くからこの成分が身体によいと使われていることが多いですが、そこに、現代の科学研究で機能性が明らかになった食材を使っています」と、松村副代表は語る。
発売した薬膳ケーキは4種類。味が違うだけでなく、それぞれ異なる効能を目的に開発したという。例えば「竜眼肉・クルミ味」は、疲れが強くて眠れない時におすすめという。東洋医学で竜眼肉は、強い疲労がある時や眠れない時に使用される。同店では、これに、オメガ3脂肪酸が豊富とされるクルミと、含有成分のノビレチンが注目されているシークワーサーを加えて洋酒風味の薬膳ケーキに仕上げた。「一日一切れで常用量1日分の食薬がとれるよう、ふんだんに入れています」と、佐々木代表は説明する。
そのほかにも、クコの実ベースやナツメベース、よもぎ・ライチベースなどの薬膳ケーキもある。8カット詰め合わせは3500円(税込、送料別)、1本・14カット相当は4300円(同)だ。